受験情報・内申書｜家庭教師のランナー東海・関西【愛知・岐阜・三重・名古屋・京都・滋賀】

高校受験をする生徒が「中学の時はどんな生徒で、どんな状況だったのか」を高校に伝えるための資料で、合否を判断する材料となります。内申書は大きく分けて「学力に関する部分」と「個人の性格や行動の記録の部分」で構成されています。

内申書に書かれる主な４項目

◎通知表の成績(英語が「４」、美術が「３」など)が学校に報告されます。地域によっては、内申書の内容を生徒や保護者の方に公開するところもあります。

◎通知表で「1」がつくと不利になることもあります。

◎基本的に中1から中3の2学期までの成績が報告されます。

◎欠席・遅刻等は年間10日以内なら、まず問題はありません。でも、もし年間60日以上の欠席がある場合、病気や怪我などのハッキリした理由がなければ不利になってしまいます。私立高校を受験する場合、欠席が多い生徒は個別相談会の席で事情を説明しましょう。

◎学級委員や部活の部長を務めたり、○○大会優勝などの実績があったりなど、勉強以外で有利なことがあれば記入します。

◎偏差値40台の私立高校では「英検３級」などの資格が、学力を示す武器になります。

生活態度◎「基本的な生活習慣」、「責任感」、「公共心」などの項目を、A・B・Cの３段階で評価します。Cがつくと相当不利になりますが、よほどのことがなければまずつかないでしょう。

◎「基本的な生活習慣」、「責任感」、「公共心」などの項目を、A・B・Cの３段階で評価します。Cがつくと相当不利になりますが、よほどのことがなければまずつかないでしょう。

授業中に積極的に挙手をして発言回数を増やしましょう！発言の回数だけでなく、中身も重要です。「事実」は事実として述べ、「意見」は意見として述べたり、結論を先に述べて後から理由を述べるなど、わかりやすい発言の工夫も大切です。

英語や社会など、活動が中心になる教科は、ペア練習やグループ発表なども評価の対象になるので、気を付けましょう！

課題などの提出物は必ず期限内に提出しましょう。その際に見出しを付けたり、重要なところは色ペンで強調するなどして見やすさをアピールすると、ポイントもグーンとアップします！

お子さんや保護者の方の中には、「個人の性格や行動の記録の部分」を内申点だと誤解されている方も多いようです。しかし、私たちが心配している内申点は「学力に関する部分」です。遅刻・早退・欠席が多い掃除をサボる、部活を辞めるなどというのは、よほどひどい状況でなければ入試の合否にほとんど関係ありません。参考程度だと思って下さい。(欠席ゼロなら＋10点、欠席が多ければ－10点などと数値化することはありません)

数年前までは「相対評価」といって、通知表の1から5の成績がそれぞれ何％の割合にならなければいけないと決まっていました。例えば「５」をつけられる生徒は７％と決まっていたので、仮にクラス全員がとても良い成績でも、「１」を７％つけなくてはならなかったのです。しかし新学習指導要領の実施に伴い、今では成績を決める上で、そういった制限がない「絶対評価」になりました。

何人の生徒に「５」をつけるかは先生の自由なので、極端に言えばクラス全員が良い成績なら全員に「５」をつけることもできます。この「絶対評価」の影響で、一般入試の時に内申よりも入試テストの学力を重視する傾向が強まってきました。「入試の点数」と「内申点」の比率を<７：３>や<６：４>にする学校が増えてきています。